金出公民館、4番札所を小川沿いに東へ進むと『第35番珠林寺薬師堂』がある。立派な山門をくぐると正面は浄土宗珠林寺の本堂がある。山門の横には鐘楼堂があり、町中に鐘の音を響かせる。鐘は、鰐口といっしょでお参りの前に突きます。
開創は室町時代の永禄元年(1558)、開山は円蓮社大譽上人、総本山は京都の知恩院、住職は当代で31世である。
明治の中ごろ、この珠林寺にも篠栗霊場の札所が置かれるようになったが、寺の本尊は阿弥陀如来なので、霊場本尊は境内に薬師堂を建立して祀られている。
また、糟屋郡中札25番札所でもある。